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国際結婚について

私が学生時代を過ごした池袋。通学で駅を利用したり塾やアルバイトに通ったりと思い出深い場所です。少し前に行く機会がありました。以前とあまり変わらない街並み、でもなにか様子が違う、その時だけでしょうか?道行く人があちらもこちらも外国人の方だったのです。聞こえてくる言葉も日本語より中国語の方が多く軽くカルチャーショックを受けました。時代は変わったなーと感じたわけであります。(茅ヶ崎にいるとあまり感じることがないもので、、、)

訪日される方が多くなると国際結婚される方も増え、そうめずらしい事ではなくなってきましたよね。私の周りでも数名いらっしゃいます。

 

はいっ。むりやり話をつなげてみたところで(苦笑)今回は国際結婚の手続きについて書いてみたいと思います。国際結婚に関する業務で、必死になって調べてみたのです。

国際結婚は、お相手の方の国籍、その方が在留カードを持ち日本に住んでいるのか、母国に住んでいるのかで、そして日本で先に婚姻手続きをするのか、お相手の方の母国で先に婚姻手続きをするのか、というようなことで必要な手続き・書類も異なってきます。どうするのがベストなのかそれぞれの場合によります。よく調べてみてから決めるのがいいですね。

 

今回はお相手の方が母国にいる、日本での婚姻手続きを優先するというパターンを例にしてみます。

①母国で必要な書類があれば取得する(独身証明書、出生証明書等。)

②短期滞在ビザの申請をする(日本人が準備:招へい理由書、招へい理由に関する資 料、滞在予定表、身元保証書、身元保証人による渡航費用支弁能力の証明に係わる書類、在職証明、住民票、パスポートのコピー等。外国人が準備:パスポート、査証申請書、証明写真、二人で写った写真・通信履歴、航空便の予約確認書、渡航費用支払能力を証する書類等。)

③ビザ発給から3ヵ月以内に来日

④市区町村役場で婚姻手続き、婚姻届け受理証明書を受け取る(日本人が準備:婚姻届け、印鑑、本人確認書類等。お相手の方が準備:婚姻要件具備証明書(発行されない国、場合もあるので、その時は替わる書類)、パスポート等。)

⑤在日大使館で婚姻の報告、結婚証明書を受取る(申請書、戸籍謄本、婚姻届受理証明書、お二人のパスポート等。)

⑥在留資格認定証明書交付申請をする(申請書、証明写真、身元保証書、質問書、二人で写った写真、日本人の戸籍謄本、住民税の課税証明書及び納税証明書、住民票等。)⑦在留資格変更許可申請をする(申請書、証明写真、結婚証明書、身元保証書、質問書、二人で写った写真、日本人の戸籍謄本、住民票、外国人のパスポート、在留資格証明書等)

ざっと上記のような流れになってきます。

在留資格をお持ちの方であれば

①お相手の方の母国からの必要な書類があれば取得

②在日大使館で婚姻要件具備証明書を発行してもらう

③日本で婚姻手続き

④大使館に婚姻報告

⑤在留許可変更申請をする

といったように少し簡単になります。

 

ですが、お相手の方の国籍や市区町村役場により対応が異なるので、事前に必ず婚姻手続きをする予定の役所、在日大使館、お相手の方の母国の日本大使館などにお問合せください。

せっかく取得した書類にも有効期限があります、それを過ぎると再度取得していただく事があります。短期滞在の申請をし許可がおりなければ、その後6ヵ月間申請ができなくなってしまいます。短期滞在も最大で取得できたとして90日間、もしこの間に在留資格を得て日本で一緒に暮らせるようにということですと、綿密な計画をたて書類を一式そろえスムーズに実行する必要があります。

この中で行政書士がお手伝いさせていただける手続きも多くあります。

 日本人同士だと婚姻届けに記入し押印し証人の署名をいただき、役所に提出するだけ、比較的簡単に結婚できます。それでも大変ですよね~家同士の関係だったりとか、新しい生活だとか、苗字が変わる不便さとか、いろいろあるかと思います。ですが更に更に手順が多く、集めないといけない書類も多い国際結婚、ハードルはぐっと高くなります。それでも結婚しようと二人で心を決めたのなら、そのハードルを越えぜひとも幸せになっていただきたいと思うのです。

それでは、今回はこのあたりで。失礼いたします。

 

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