行政書士事務所Link-Up 広報ブログ

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なかなか変わらないもの

こんにちは。
行政書士事務所Link-Upの柏木です。

 

4月なのに、寒い日が続いていますね。
雨の日も多く、新1年を送り出す母親としては登下校がとても心配になってしまいます。
私は心配性なので、小学3年生の長男が一人で市営バスに乗って(乗車時間7分)、
茅ケ崎市内の祖父母の家に行くことだけで不安になりますが、思い起こせば私は小学1年生の時から、息も吸えない位の満員電車に乗って通学していました。
自分が頑張っていたなというより、母親の勇気がすごいなぁと感心します。笑


最近、ウェブで公開されているパンテーンのPR動画の話題が気になりました。
“この髪どうしてダメですか 生徒と先生の対話”というものです。
内容は、髪型への厳しい校則の必要性、存在意義について、生徒と先生が意見交換をするという120秒の動画です。

 

今多くの高校では、「地毛証明書」というものが存在しているそうです。
驚くことに都内の高校では6割位の学校で使われているそうなのです。

厳しい学校だと「地毛であっても茶色い場合は黒染めしなければダメ」とか
「一度黒染めしたら、黒染めをし続けなければだめ」といった校則もあるそうです。
他にも「ポニーテール禁止」というものもありました。
理由は、男子生徒がうなじに興奮するからだそうです。。
聞いてる分には面白いのですが。笑


かつては私も髪型の校則が厳しい学校にいました。
ショートカットやボブは禁止。生徒全員が髪の毛を伸ばし、「おさげ」をする。
「おさげ」をした際にゴムの位置が、制服の襟の先よりも長くなければだめ。
ちなみに「三つ編み」ではだめです。「おさげ」でなければなりません。
なんのこっちゃいですよね。
もちろん染めたり、パーマをかけたりも禁止です。
ちょっとした遊び心で、茶髪とは言えない程のマイルドな染め方をしただけで、反省文と親呼び出しは確定です。

 

今思い出すと笑えますが、これも25年位前の話で。
母校も今ではこの時代錯誤な校則は廃止となったと聞いていたので、すっかり時代は変わったものだと思っていました。
ですが、まだ「地毛証明書」の様なものは存在するのですね。

生徒の言い分は、「もっと個性を尊重してほしい。」「髪がどんな色だって中身は変わらない」「学生らしい髪型って何?」
先生は、「ルールを守る大切さを学んでほしい」「学生らしい髪型が一番」「おしゃれより勉強する時間を」
といった意見があるそうです。

 

うーーん。
今の時代、様々なところで「個性を育てる」「個を尊重する」といったスローガンが掲げられている時代です。子供は混乱してしまう気がします。

「個」を大事にしながらも、「ルール」や「協調性」もとっても大事。
私達が子供の頃は「個」よりも「ルール」や「協調性」がより大事とされていた様な気がしますが、両方が実現したらそんな素晴らしいことはないですよね。

学生がその存在意義を感じる様な「ルール」を作ることで、学生時代多くの大事なことを体感してほしいと思います。

同時に学校や社会も、「個」を受け入れ活かす体制を整えていけたら、もっと多くの人が輝ける時代になると思います。
我が家の長男が個性強めなので、そうなることを心底願っています。笑

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