行政書士事務所Link-Up 広報ブログ

行政書士事務所Link-Upではたらくスタッフのブログです。

事業協同組合の話

 こんにちは木村です。今週のブログです。

 最近、長距離を泳ぐと以前にも増して腕(三頭筋のあたり)が疲れるようになってしまいました。別に練習さぼっていたわけではなく、むしろ筋肉量自体は増えているとは思うのですが、これがあだとなっているのでしょうか・・・(遅筋と速筋ってやつなのか?)。仕事も勉強で忙しくて長時間を泳げないときは、インターバルトレーニングをやっていました。これが正解なのか間違いなのか、はたまた皆さんがどのようなトレーニングをしているのか知りたいです。

 このスランプのほか、最近買ったシリコンキャップの使いづらさも嫌になってきて、もう陸で走るほうにシフトしようか迷ってます。脱着がうまくできずに、その度に髪の毛が数本ぶちぶちと抜けるんです。塩素から頭皮を守るために布から買えたのに。

 

 さて、先日のブログでは会社の設立について触れたので、これに関連して事業協同組合について書きたいと思います。

事業協同組合とは、法人の形態の一つです。普段からよく聞く株式会社、合名会社、合資会社、合同会社(以下これらひっくるめて会社と表記します。)は会社法というメジャーな法律で定められているのに対して、事業協同組合は中小企業等協同組合法というあまり馴染みのない法律で定められています。(お恥ずかしながら、実は私は偉そうにできるほどこの法律を知りません。ですので、こういう制度があるのかという参考程度にお読みください。)

 会社も事業協同組合どちらも法人格をもって権利主体になりますし、似たような部分も多くありますが、理念や性格の面で異なっており、この違いが当然、設立のメリットにつながります。イメージとしては、事業協同組合は、事業者が集まってお互いに扶け合うための組織という感じでしょうか。

 会社は、利益追求を目的として設立されます。一方、事業協同組合は、組合員の経営の近代化、合理化、経済活動の機会の確保を目的とします。その活動の結果として剰余金を構成員に分配することがあるとしても、これが第一の目的ではありません。中小企業が集まり、一つの組合として法人格を持つことで、各々の組織を強化しようということです。

 具体的には、組合として資材等をまとめて購入して組合員に安く供給したり(共同購買事業)、組合員が生産したものをまとめて販売したり(共同販売事業)といった事業があります。(他にもいろいろとあるので、詳細は各県の所轄団体のHPなどをご覧いただきたいです。)

 このように、事業協同組合の相互補完により、業務の効率化やコストダウンが図れます。他にも、複数の事業者が集まることで、信用が上がり融資が受けやすくなったり、事業協同組合として補助金を受けられるといったメリットが考えられます。

 ただ、事業協同組合にも税金などのランニングコストがかかります。設立の際には、これらも考慮した予算収支表や事業計画書を用意する必要があるので、昨日の今日で設立ができるほど簡単なものではありません。また、4人以上の組合員が必要となります。

 ここまで堅苦しい感じで書きましたが、簡単に言うと、中小企業同士が集まって便利なサークルを作ろう、サークル名で売ったり買ったりといろんなことができますね ということですね。事業主が発起人となって普通の会社を設立することも可能ですが、事業協同組合においては加入や脱退が自由という点でも違いがあるでしょうか。

 

 以上、私の説明では、少しわかりづらくってしまっているかも知れませんが、この制度を知るきっかけになれば幸いです。この制度については代表が詳しいので、ご興味がある方は安心してお問い合わせください。

 

f:id:tmuranolinkup:20181129124055j:plain